Success Stories
アジアの金融会社、独自の貸付要件対応策として CAMS II を導入
Client:
アジアの有力金融会社チャレンジ:
- 規制緩和、新たな貸付テクノロジー、顧客ベースの多様化に対応して、競争上の優位性を維持
ソリューション:
- CSC の CAMS II カード管理および貸付機能を、この企業独自のカードおよび貸付要件に対応するようにカスタマイズ。
結果:
- 2005 年 10 月にシステム稼働開始に成功。以来、CAMS II システムは、より柔軟かつ複合的な商品提供、データ管理の改善、高速で自動化されたビジネス・プロセスの提供を実施。
消費者クレジットおよびファイナンスサービスを提供するアジア有数のこの企業は、金融サービス産業の規制緩和、新たな貸付テクノロジー、顧客ベースの多様化と要求のさらなる高度化といった新しく困難な問題に直面していました。これに対応すべく同社は、CSC と共同で同社の金融システムの改善策を検討し、2005 年 10 月に「CAMS II™ Card & Merchant System」のカスタマイズ版を導入いたしました。同システムの導入により、同社の商品提供はさらに柔軟さを増し、同時に消費者や取引先へのサービス向上やより優れたデータ管理が可能となったのです。 新規顧客の獲得やビジネスチャンスを追求する一方で、現在の市場シェアも維持する方法として、同社は新たなITソリューションを検討いたしました。貸付ソリューションの導入だけでなく、同社の顧客関係管理 (CRM) ビジネスモデルに対応する他の IT ソリューションとの統合も実現できるパートナーを同社は必要としていました。そして検討の結果、デビットカードやクレジットカード、スマートカード、消費者向け割賦ローンを含む多くのカード・タイプおよび貸付商品に対応できる CSC の CAMS II ソリューションが選ばれたのです。 同社の役員の一人は、次のように述べています。「当社の当初の目標は、将来、ビジネス構造を容易に転換でき、事務的な負荷を軽減できるシステムを導入することでした。」
クライアントのニーズを理解する
CSC と同社は協力してまずは同社のビジネス要件を定義しました。日本におけるカード管理は米国やヨーロッパのそれとは異なります。たとえば同社のシステムでは、個品契約への対応とカード管理機能を統合する必要がありました。日本では、顧客がクレジット・カードを使って購入する際、支払を何カ月に分割するかを選択します。また、支払条件に関する多数のオプションに対応する必要があり、それらのオプションは利息や入金額の計算に影響します。さらに、同社は、他の金融機関と提携して顧客を保証する業務も行っており、CAMS II は、こういった関係も管理する必要がありました。 またこの時期、同社の顧客ベースは小規模小売店から大規模なメガストアー・チェーンへと移行しつつありました。これにより同社への要求はさらに厳しさを増し、より優れた顧客サービスと、価格、融資決済、データ処理面でのさらなる柔軟性が求められていました。さらに、同社の顧客には、自動車ディーラーや農業、畜産業といった新たな流通経路からの顧客も加わりつつありました。
カットオーバーの成功
これらの課題に対処するため、同社は、東京、ダラス(米国テキサス州)、メルボルン(オーストラリア)、ノイダ (インド) の CSC のスタッフと緊密に協力し、CAMS II システムのカスタマイズ、開発及び導入に取り組み、2005 年 10 月、従来のカード管理システムから CAMS II への完全な移行が完了しました。この移行には、50 万件余のローン、200 万件のカード、約 8 万件の加盟店、および 600 万件近いクレジット・ラインが含まれています。 CSC のソリューションにより同社は、発行、取得、貸付の各機能を、単一のカスタマイズ版 CAMS II の下で全て統合し、画面も英語・漢字の両方の画面を表示できるようになりました。かつては人手を要した手順でも、オンラインやリアルタイム処理を含む自動化が実現しました。CAMS II は、IBM DB2 ユニバーサル・データベース・アーキテクチャと連携して、スプレッドシートを使った従来の処理に代わるワークフロー管理をサポートしています。 CAMS II の導入により、同社は市場の動向により迅速に対応し、以前のシステムでは実現できなかった新商品、例えば期間限定の販促価格が設定された商品などを導入することができるようになりました。さらに、CAMS II の拡張性に優れたアーキテクチャは、市場ニーズへ対応し今後同社がさらなる進化を遂げる際にも、その戦略的イニシアティブをしっかりとサポートいたします。 同社の役員は、次のように述べています。「当社が CAMS II を選択したのは、新しい市場やビジネス・パートナーの獲得がその導入により実現できると考えたからです。システムの稼働開始時から、それが現実のものとなりはじめています。」
